今日から3月。
くーちゃん、先月26日から食事らしい食事をとれていません。
手作りおじやはもちろんのこと、買い置きのマンマリゾ、
病院で出してもらったヒルズのa/d缶、デビフの缶詰etc.・・・はほぼ全滅。
自分からすすんで食べるものといえば
今のところ、チーズケーキ、蒸しパン(チーズorたまご)、玉子焼きくらい(汗)
何か食べてくれそうなものを考えて作ってみたりもしているのですが
栄養がとれてくーちゃんも気に入ってくれる、というものはなかなか見つかりません。
相変わらず右目は点眼治療中のため涙やけでパンダ目です(;_;)寝たきりになってからも歩きたいと、声が枯れても毎日あれだけ吠えていたのに
ここ2、3日は目を覚ましていても黙ってボンヤリしていることが増えてきました。
体も一月前より更に痩せてしまって、
お尻も背中もほっぺたも、どこを触っても骨ばかりです。
そんな中、何だか昨日は些細なことがひとつひとつ心に刺さってしまって、
随分ナーバスになってしまいました。
何がある訳でもないのに、ふとした時に何度も涙が滲んできて・・・・・
なぜ泣くのか自分の気持ちがいまひとつ掴めずにいたのですが、
『怖い』と、頭に浮かんだ時に腑に落ちました。
そうか、私、「怖い」んだ・・・・・。
これまでも「いつかは来る」と分かっていて心積もりをしていたはずだけど
それを初めてリアルに手の届く所に感じて知らず知らず涙が滲んでいたんです。
正体が分かったら少し吹っ切れました。
怖いけど、避けられないことだけど、まだくーちゃんは生きて傍にいる。
まだまだ出来ることはある。
くーちゃんがここにいる時間いっぱい、出来ることをやるだけ。
怖くても逃げ出したくても涙を拭って踏ん張るしかない!!
今さらですがあらためて、これからの私の所信表明です。
愛犬を見送った皆さんもこんな気持ちを乗り越えて頑張っていたと
自分が入り口に立ってみて初めて分かったような気がします。
あ、でもまだ『奇跡のV字復活』をあきらめてしまった訳ではありませんよー。
(うちのお隣には二度の復活を果たした老ワンコもいますので!)
・・・・・と、飼い主はあらためて気合いを入れ直した訳ですが、
食事をとらなくなったのと入れ違いに、
ここ数日のくーちゃんは不思議と強い眼振も出ず、
興奮状態が続いて薬で眠らされるようなことも無く、状態は落ち着いています。
くーちゃんに認知症の症状が現れ、前庭or脳疾患が加わってからは
「くーちゃんのこれからの時間が出来る限り穏やかでありますように」
ということが私のいちばんの願いになったのですが、
この数日のくーちゃんといえば
好きなものばかり選んで食べても特に叱られることも無く、
昼間は暖かいコタツでウトウトとうたた寝をして、
寝ているのに飽きたら鳴いて飼い主を呼んで歩かせてもらい、
「お水は?」「オムツは?」と常に気に掛けてもらってチヤホヤされて・・・
このブログを書いている今は、
久し振りに布団に入ってダンナの腕枕でヌクヌクと眠っています(笑)
もしかして介護が始まってから今がいちばん穏やかなのかもしれません。
一日でも長く、この時間が続くことを祈っています。